日々勉強したテクニカル分析のOut putと個人的な備忘録です。

窓埋めとは

※こちらは初心者向けの記事になります。

▶窓埋めは知っています!という方はこちらの記事参照

窓(Gap)とは

「窓(Gap)」とは足形の間にできた隙間のこと(下図参照)

※日本テクニカルアナリスト協会 テクニカル分析ハンドブック4より引用

です。そして多くの場合、その隙間を埋める場合が多いとされています。(赤丸部分)

上に開いた窓=上窓(ギャッチアップ)、下に開いた窓=下窓(ギャッチダウン)

と言います。(上の例はギャッチアップ)

トレード上はあまり関係ないですが、用語(Termination)として知っていた方が良いです。

窓を埋めるまで、何本ものローソク足を必要とする場合もあります。

実際に、上のローソク足2本を一つ下の時間足で見れば、数本のローソク足で窓を埋めることになります。(日足を8時間足に分解した場合)


そして、窓埋めは高確率で起きますが、起こらない場合もあります。

窓(Gap)には4種類あり
・普通の窓(Common Gap)
・ブレイクアウェー・ギャップ(Break away Gap)
・継続ギャップ(Continuation Gap)
・息切れギャップ(Exhaustion Gap)
それぞれ知っておく必要があります。

▶詳細はこちらの記事参照

そして、普通の窓(Common Gap)であれば、遅かれ早かれ必ず窓埋めします。

正確にいうと、

 窓(Gap、4つの総称)であれば→埋める場合もあれば、埋めない場合もある
 普通の窓(Common Gap)かならず埋める

です。

いわゆる「窓」といった時に、広義の意味で窓(=Gap、4つの総称)なのか、狭義の意味で窓(=Common gap、普通の窓)での違いです。

仮に窓(Gap、広義の意味での総称)であっても、価格の目標となったり、窓を埋めてから本来の方向に動くこともあります。

窓埋めトレードの注意点

普通の窓(Common gap)は、短い時間足(Fxで1分足など)であれば高頻度で生じます。

ここで初心者に一番大事なのは、

「普通の窓」では基本的にトレードしません!!!
ポジポジ病原因にもなります)

もしするにしても、せめてリスクリワード比だけは考えてください!!!!

9割の確率で勝ったとしても、たった一回で破産するのがFXです!!!

ランダムウォーク(価格は確率的に無作為に決まる)という考え方もあるように、多くの窓やローソク足は意味がないことがほとんどです。
つまり、

トレーディング=本当に意味のある窓を見つける作業
(プライスアクションならローソク足を見つける)

です。

投資苑」でも「普通の窓(Common gap)はあらゆる窓(Gap)の中で最も利用価値のない窓である」と記載されています。

私自身も、「普通の窓」でトレードするのは4つの窓の中で一番少ないです。
※エントリー条件を厳しく設定しています。

窓の市場心理は?

テクニカル分析を使うなら、自分の使うものだけでも心理的な裏付けは理解しておく必要があります。

そもそも「窓」は

ローソク足の終値始値に差ができる=その価格でトレードが成立しなかった

ことを意味します。

「窓」は市場に参加している人の相場観が偏ったときに起こりやすいです。

つまり、狼狽売りや市場の過熱感が急激に高まっている状態を意味します。

トレーダーが探すべき意味のある窓は、心理的な裏付けのある「窓」です
※その他の3つの窓については別記事参照

そのため、ブレイクアウトやトレンドフォローなど様々な手法を使っている人でも、「窓が意味のあるタイミングであいた」ことが一つの大きな参考所見になることが多いです。

窓=埋めるもの、というみんなの共通認識があるため、窓は埋めやすいという説もあります。

個人的には

「普通の窓がランダムウォークにより埋めたもの」

と考えてます。

実際にその「窓」でトレードするかは別として、窓は埋めることが多いのは事実で、アノマリーという捉え方になったのでは?、と考えています。

窓は埋めなかった時は逆方向に大きく動く場合が多いです。そのためアノマリーとして捉えて窓埋めトレードを主体で組むなら、損切りの位置やポジションの分け方の調整をする必要があります。

「窓(Gap)とは突然生じる買いと売りの注文の不均衡に反応して価格がジャンプするときに起こります。予期しないニュースはしばしば窓(Gap)の引き金を引きます。」
と表現されています。
…直訳で、分かりづらいパターンです。

Fxでは、「土日に大きなニュースが出て、月曜に大きな窓がが開く」ことが多々あります。
これがニュースによるもので「意味のある窓」なのか、単なる「普通の窓」なのかを判別する必要があります。
ニュースの大きさからファンダメンタルで判断するか、テクニカル分析として4つの窓のどれになるか考えるか、アプローチはたくさんあります。

Take Home Message

「窓埋め」は非常に奥の深いトレード手法です。

意味のない「普通の窓」に条件をつけてトレードするもよし、「他の窓」でトレードするもよし。

ただし

 ▷ この窓は、意味のある「窓」か、意味のない「窓」か?

を常に考える癖をつけましょう。

窓埋め
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あいた窓がふさがらない

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